家を売る場合は、買う人に実際に見てもらうことを
省くことはできませんので、その際の工夫が必要です。
また、見ていただく人へのマナーも心得ておく必要があります。
特に、少しでも相場より家を高く売るということを
考えるのであれば、室内をきれいに清掃し、
整理・整頓して、見学してくださる方を
お迎えするのは当然です。
初対面の人という場合、ファーストインスピレーションが
後々影響しますので、応対する人が微笑みを忘れないことと、
第一印象が強く残り玄関には、念には念を入れた
対応が必要になります。
出来ることなら、訪問していただく前に、最低限
修理や補修などは済ませておくのがいいのです。
玄関ドアもそうですし、ドアノブもしかりです。
そして、玄関に入ったところで、タイル張りなどのところに
ヒビが入っていれば、来訪した人はすぐにここに
お金を掛けなければならないなと思うでしょうし、
気持ち良くない印象が残ります。
そうしたマイナスイメージは相場よりも
家を高く売るというときには絶対に禁物なのです。
さらに言えば、照明は出来るだけ明るくが常識と言えます。
八百屋さんのお知恵を拝借すれば、薄暗い照明は
購買意欲を削いでしまうとのことですし、
青みがかった光の色は新鮮さにマイナスとのことです。
飾り棚があるのであれば、そこにも一工夫が必要です。
ちょっとした花瓶にお花を活けて、おもてなしするような気持ちです。
家を買う人の心理としては、そこに住んでいる人の
お人柄を垣間見て、この人たちが住んでいた家だから
安心だと思えるのが、購買意欲を高めることにつながります。
つまり、そのことを意識しての準備が大事なわけです。