風呂敷の柄の意味
「風呂敷」にはさまざまな模様のものがあることをご存知の方は多いことでしょう。
そしてその模様にはそれぞれ意味が込められています。
もちろん、自分好みのお気に入りの一品を通販で購入するのも良いですが
その伝統柄1つ1つが持っている意味を知っていると、選ぶ目線の幅が広がることは良いことです。
ぜひその参考にしてみることをおすすめします。
まず、「風呂敷」と聞いて多くの方がイメージする「唐草模様」のものと言えば
泥棒が使っているもの、というイメージを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかしそもそも「唐草模様」は縁起の悪い柄ではありません。
蔓草の茎や葉がどこまでも伸びていくそんなイメージで描かれているこの模様は、生命力の象徴です。
ゆえに一族の繁栄や長寿を意味する模様としてぜひ使用することをおすすめしたい存在です。
泥棒のイメージはそれだけ縁起の良い柄ゆえに、どこに家にもある模様だったがため
その絵柄に用いられるようになったようです。
また、さまざまなエンブレムなどにも採用されている「市松文様」も「風呂敷」の代表的な模様です。
ただし実はこの模様にはあまりメッセージ性が込められてはいません。
使い勝手の良さが魅力と言えます。
そのほかとしては、大蛇の鱗に見えるその見た目から「魔除け」や「厄除け」の意味を持っている
「鱗模様」や、子供が健康に成長するようにという意味がある「麻の葉模様」、
「出戻らないように」という意味を込められた「矢絣模様」などもあります。